概要
新人編集者の宮本眩星は憧れの作家「梶浦 光」の担当になった。
梶浦の繊細でいて温かく、かつ壮大なファンタジー小説が幼い頃から大好きだった眩星は、初日の仕事場挨拶に胸を高鳴らせて挨拶に向かった。
けれど、眩星が勝手に想像していたイメージとは異なり、梶浦は粗雑な38歳バツイチ男だった。
ショックを隠せない眩星とそんなことは知らんこっちゃない梶浦。
すっかり小説への意欲が削げている梶浦に、もう一度あの時の気持ちと作品を取り戻してもらおうと奮闘する。
「願えば夢は叶うと言いながら 燃えて尽きる流星はなんて無責任だと気付いてしまった」