概要
「君が不安になることはひとつもない」
仮初めの妻だとわかっているのに、
初めて触れる肌の温度に…レオンハルト様の熱にあらがえない――…!
リムピンゼル王国の第二王女・パトリシアは名ばかりの王女。
平民でありながら側妃となった母の死後、独りになったパトリシアに
追い打ちをかけるように“氷の加護”が発現。
その威力は自分で制御することもできないほどすさまじく、
王家のお荷物として離宮の奥深くに幽閉され今に至る。
だからこの離宮には誰も寄りつかない。
…はずなのに、姉である第一王女が激高しながら乗り込んできて――
「おまえなんかがレオンハルト辺境伯様に嫁ぐなんて…!」
顔を上げると、そこには初恋の彼・レオンハルト辺境伯様がいて…!?
【炎の加護を持つ不器用な辺境伯】×【氷の加護を持つ不遇な王女】の
想い焦がれる純愛ファンタジー♪