概要
ほどほどに戦いよく遊ぶ、これが理想の異世界生活
バスタードソードは中途半端な長さの剣だ。
ショートソードと比べると細かい取り回しに苦労し、ロングソードと比較すればリーチは物足りない。
何でもできて、何にもできない。そんな中途半端な剣を愛用する俺、おっさんギルドマンのモングレルには夢があった。
それは平和にだらだら生きること。やろうと思えばギフトを使った無双も、現代知識でこの異世界を一変させることもできるだろう。
だけど俺はそうしない。ギルドで適当に働き、料理や釣りに勤しみ……時に人の役に立てれば、それで充分なのさ。
これは中途半端な適当男の、あまり冒険しない冒険譚。