概要
失ったのは記憶と最愛の伴侶――本当に?
交通事故に遭った絵海は、ここ10年の記憶を失っていた。
幼なじみで初恋相手の翼と20歳で結婚したはずなのに30歳の現在、翼の弟・翔が絵海の夫だと知らされる。
衝撃の事実に戸惑う絵海。
その上、失ったのは記憶だけではなく最愛の翼も…!?
鮮明に思い出せるのは翼との結婚式の記憶だけ。
「翔と結婚した」と聞かされても何も覚えがない。
身に覚えのない古傷からくる脚の痛み、謎だらけのふたつの結婚……失われた10年間の記憶を辿る、記憶喪失サスペンス!